アニメ『キングダム』登場キャラクター＆声優一覧【第一期から最新シリーズまで】

大人気アニメ『キングダム』の魅力は、何と言っても個性豊かな登場キャラクターと豪華声優陣の共演にあります。信や嬴政ら飛信隊をはじめ、王騎、羌瘣といった名だたる面々まで、シリーズごとの声優キャストを網羅。

この記事では、第一期から最新シリーズまで登場した主要キャラクターを、“誰がどの役を演じているのか”を詳しく整理しました。

各キャラクターの紹介では、声優プロフィールや代表作なども織り交ぜ、ファンも納得の内容をお届けします。

信（しん）：声   森田成一

『キングダム』の主人公・信（しん）は、下僕の身分から大将軍を目指す若者として、その熱意とまっすぐな心で多くのファンを惹きつけてきました。

そんな信を演じるのは、声優・森田成一さん。第一期から最新シリーズに至るまで、信の成長を声で見事に表現しています。

シリーズを重ねるごとに、信の精神的な変化や戦場での覚悟がリアルに伝わるようになっており、演技の深化が作品の魅力をさらに高めています。

森田さんの演技の特徴としては、感情の起伏を的確に表現する力があります。

第一期では激情に任せた突撃型の信が印象的でしたが、シリーズが進むにつれて、部下や仲間の命を預かる立場としての重みが加わり、言葉の一つひとつに深みと説得力が増しています。

特に第五シリーズでは、黒羊丘の戦いでの信の決断力と葛藤を、表情と呼吸の変化で繊細に表現しており、声のみで信の人間らしさを演出する高度な技術が際立ちました。

森田成一さんは『BLEACH』の黒崎一護役や、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のダイ役など、少年漫画の主人公役に定評のある声優です。

信のような情熱的で一直線なキャラクターを演じることに関しては、右に出る者がいないとも言われるほど。

彼の演技があるからこそ、信というキャラクターの魂が生きていると感じるファンも多いはずです。

嬴政（えいせい）：声   福山潤

『キングダム』において嬴政（えいせい）は、後の始皇帝・政として知られる重要な存在です。

信の盟友としてだけでなく、国家改革を進める政治的リーダーとして、シリーズを通じて成長し続けています。

この嬴政の声を担当するのが、声優・福山潤さんです。

福山潤さんの嬴政役の演技には、理知的でありながら情熱を内包する声の演じ分けが光ります。

初登場時は冷静で威厳ある若き王でしたが、シリーズを重ねるごとに、信や仲間と触れ合う中で人間味を増していく変化が、セリフの抑揚や間の取り方から見事に伝わってきます。

特に中盤以降では、民を想う心や、政敵との駆け引きで見せる「感情の爆発」において、ただの王ではなく“人間・政”としての魅力が存分に描かれています。

福山潤さんといえば、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ役が代表的ですが、それ以外にも『おそ松さん』の一松や、『青の祓魔師』奥村雪男など、知性と複雑な感情を持つキャラを得意とする声優です。

そうした経歴が、嬴政のような難しい役柄を深く演じきる力となっています。

まさに彼の声によって、嬴政というキャラクターに命が吹き込まれ、アニメ『キングダム』の重厚な政治ドラマに厚みを加えているのです。

河了貂（かりょうてん）：声   釘宮理恵

河了貂（かりょうてん）は、信の幼なじみとして登場し、シリーズを通して飛信隊の軍師として大きく成長していく重要キャラクターです。

初期は可愛らしいマスコット的存在でしたが、やがて知略をもって仲間を導く立場となり、その変化を繊細に演じているのが、声優・釘宮理恵さんです。

彼女の演技は、貂の成長に寄り添うように進化しており、視聴者の感情を自然に引き込む力があります。

釘宮さんの演技の魅力は、少女のあどけなさから知的な軍師の凛々しさまで、幅広く表現できる点にあります。

序盤では天真爛漫な言動が目立つ貂でしたが、中盤以降は戦場でのプレッシャーや仲間を守る覚悟が求められるようになり、言葉に重みと知性が加わる演技へと移行しています。

第五シリーズでは、黒羊丘の戦いにおける戦術的判断や、信や羌瘣との連携での感情表現が特に高く評価されています。

釘宮理恵さんといえば、『鋼の錬金術師』のアルフォンス・エルリックや、『銀魂』の神楽、『灼眼のシャナ』のシャナなど、多彩な役柄を演じ分けられる名声優です。

特にツンデレキャラで有名ですが、貂のような落ち着きと芯のあるキャラにも見事に対応しており、『キングダム』における彼女の演技は新境地といえます。

知性、優しさ、強さの三拍子を兼ね備えた河了貂というキャラクターを、釘宮さんが声で命を吹き込んでいるからこそ、多くのファンが共感し、心を動かされているのです。

羌瘣（きょうかい）：声   日笠陽子

羌瘣（きょうかい）は、影の戦士として育った一族「蚩尤（しゆう）」の出身で、飛信隊の副将として圧倒的な戦闘力と冷静な判断力を併せ持つキャラクターです。

信との絆を深めながらも、復讐や使命に揺れる姿が描かれ、シリーズ屈指の人気キャラのひとりです。

その羌瘣を演じるのが、声優・日笠陽子さんです。

日笠さんの演技は、無口で感情を抑えたキャラの内面を、声のトーンだけで表現する技術に定評があります。

羌瘣のミステリアスさや孤独感、戦場での鋭さを的確に表現しつつ、信や仲間とのやり取りでは、時折見せる柔らかさが非常に印象的です。

とくに第五シリーズ以降では、隊の副将としての自覚や、過去の因縁に立ち向かう強さが際立ち、戦士としての覚悟と女性としての繊細な心情が交錯する演技が高く評価されています。

日笠陽子さんは、『けいおん！』の秋山澪役や、『魔法科高校の劣等生』のアンジェリーナ役などで知られ、落ち着いた声質と豊かな表現力を併せ持つ声優です。

バトルアニメにおいては『進撃の巨人』のフリーダ役なども務めており、緊張感のある演技には定評があります。

羌瘣の静かなる激情と奥深い人物像を描き出すうえで、日笠さんの存在は不可欠であり、その演技が作品の世界観を一層引き締めています。

王騎（おうき）：声   小山力也

王騎（おうき）は、『キングダム』の中でも特に強烈な個性を放つキャラクターの一人で、秦国六大将軍のひとりとして圧倒的な存在感を誇ります。

その王騎を演じるのが、重厚で威厳ある声質が特徴の声優・小山力也さんです。

その独特の“おねえ口調”と堂々とした声のギャップが、多くの視聴者を魅了しています。

小山さんの王騎役における最大の魅力は、圧倒的な威圧感とユーモアの絶妙なバランスです。

王騎の台詞は一見軽妙で飄々としていますが、その裏には深い戦略眼と信念が込められており、その複雑な人格を小山さんが見事に演じ分けています。

とくに戦場での号令や士気を高める演説シーンでは、耳に残る低音ボイスと語り口が聴く者の心を震わせるほどの迫力があります。

小山力也さんは、『名探偵コナン』の毛利小五郎（2代目）や、『24-TWENTY FOUR-』ジャック・バウアー（吹き替え）などで知られる実力派声優。

彼の演技は常に安定しており、キャラクターの個性や深みを的確に捉えて再現できる数少ない存在です。

王騎というキャラの“威厳とユーモアの両立”を表現できるのは、小山さん以外に考えられないという声も少なくありません。

他の飛信隊メンバーと声優一覧

『キングダム』の主人公・信を中心に構成される飛信隊は、戦場における実戦部隊として多くのファンに愛されています。

主力キャラだけでなく、個性豊かな仲間たちの存在が、物語の厚みと感動を生み出しています。

ここでは、飛信隊の主要メンバーとその声優を紹介します。

• 渕（えん）   声：赤城進
  穏やかで誠実な副官として、信の無鉄砲さを支える存在。
• 尾平（びへい）   声：鳥海浩輔
  隊のムードメーカー的存在。兄・尾到の死を乗り越え、信を信じ続ける。
• 那貴（なき）   声：小西克幸
  元・元野盗の冷静沈着な戦士。信の実力と人柄に惹かれ入隊。
• 田永（でんえい）   声：佐久間元輝
  直情的で熱血漢。戦場でもひるまず突撃するタイプ。
• 楚水（そすい）   声：白熊寛嗣
  軍律を守る重鎮。信の信頼も厚く、隊の精神的支柱。

これらのメンバーは、それぞれに背景や信とのエピソードがあり、単なる脇役ではなく、物語の“核”を支える存在です。

また、演じる声優陣は経験豊富な実力派が揃っており、キャラクターの魅力を引き出すリアルな演技で作品世界をより深くしています。

飛信隊が登場するシーンでは、それぞれの役者の声と個性が絶妙に調和しており、視聴者の心をつかむ力があるのです。

趙軍・重要キャラの声優陣

『キングダム』の物語において、主人公・信たちと幾度となく激突する「趙（ちょう）」の将軍たちは、物語を大きく動かす重要キャラクターです。

彼らを演じる声優陣も実力派が揃っており、それぞれのキャラに強烈な個性を与えています。

ここでは、趙軍の主要人物とその声優陣をご紹介します。

• 李牧（りぼく）   声：森川智之
  冷静沈着な智将。柔らかく落ち着いた声で、策士としての知性とカリスマ性を体現。
• 慶舎（けいしゃ）   声：平川大輔
  「沈黙の狩人」の異名を持つ戦略家。静けさの中に潜む狂気を丁寧に演じ分ける。
• 紀彗（きすい）   声：石井康嗣
  民を守る武将。怒りと慈愛を同時に含むセリフ回しに説得力があり、聴く者の心に響く。

これらのキャラクターは、秦の飛信隊と真っ向からぶつかる宿敵として、常に緊張感ある場面を演出します。

とりわけ李牧は、知略・人格ともに“信の最大の壁”となる存在であり、森川智之さんの落ち着いた演技がキャラの重厚感を倍増させています。

また、慶舎や紀彗もそれぞれに異なる戦いの信念を持ち、視聴者に“敵ながら憎めない魅力”を与える存在として機能しています。

まとめ：キングダム 登場キャラ＆声優まとめ

アニメ『キングダム』は、壮大な歴史物語と戦場の迫力だけでなく、登場キャラクターたちの心の動きと成長を丁寧に描いている点でも高く評価されています。

その魅力を最大限に引き出しているのが、実力派声優陣の熱演です。

彼らの演技があってこそ、信や政、羌瘣といったキャラたちの命が画面を通して視聴者に届くのです。

主人公・信を演じる森田成一さんをはじめ、福山潤さん、釘宮理恵さん、日笠陽子さん、小山力也さんといった豪華な布陣は、各キャラの個性を最大限に引き出しています。

さらに、飛信隊の仲間や趙の強敵たちにも一線級の声優が起用されており、脇役すらも視聴者の記憶に残る存在となっています。

声だけで情景を伝え、心情を語る彼らの演技力は、『キングダム』という作品の世界観をよりリアルに、より感動的にしています。

シリーズを重ねるごとにキャラクターたちが成長し、その変化を声で表現する難しさの中で、キャストたちは作品への敬意と愛情を込めて演じ続けています。

今後のシリーズでも、彼らがどのようにキャラクターを深化させていくのか、その演技にもぜひ注目してみてください。

キャラクターと声優陣の魅力を知ることが、『キングダム』をもっと楽しむための大きな鍵になるはずです。